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元旦に写真に対する意識の変遷を振り返る(後編)

撮影旅行熱を爆発させてくれた「キヤノン EOS M2」を持って
ヨーロッパ撮影旅の記憶の続き。
当時はSNS用にガッツリ補正して掲載していたので、今回は補正後のjpgをリサイズしているため
前半は味付け濃い目な画像が多いのはご了承ください。

北ヨーロッパ旅行のつづき、エストニアのタリンにて。
たまたまスナップしてたら撮れた一枚。
こういう意識していない所で巻き起こる、神がかり的な偶然を捉える事ができるのも写真の愉しさのひとつ。

ストックホルムにて。たぶん友人達を交えたプロポーズのパフォーマンスだと思う。
男性達が合唱を終えると女性がとある男性の手を取り、皆で「やったー!」的な感じだった記憶
自分の知らない場所で様々なドラマが生まれているんだなと改めて実感させてくれた瞬間。
ほんと、このカメラは多くの発見と価値観を授けてくれました。

ドイツのデュッセルドルフから電車で30分程にあるケルンの「ケルン大聖堂
世界最大のゴシック様式建築物は内外装とも圧巻で、まさに超広角レンズで撮るべき場所でした。
レンズの汚れがいい感じに玉ボケを生み出してくれて、補正したらなんとも幻想的な画が出てきました。

アントワープを街撮りしていたら、なんとも珍しいスプリンター(リアにレビンと書いてあった記憶)が
走っていたので、少し追いかけ気味に歩いていったら停まっていたので、お願いして撮影させてもらいました。
ご婦人が「25年乗ってる」と自慢気に語ってくれたのが、妙に嬉しく感じたのを今でも覚えています。
こういうふれあいを記憶と共に明瞭に美しく残せるのも、写真の魅力。

北ヨーロッパ旅行最後のパリにある「サンジェルマンデプレ教会
こちらもケルン大聖堂同様、レンズに溜まった埃が良い感じに玉ボケを作ってくれている。
そういえばこの2ヶ月間くらいレンズの掃除していませんでした。
この時初めて「ブロワ持ち歩こっかな・・」と思った瞬間でした。

北ヨーロッパ旅行から戻り、すぐにミャンマーのマンダレーに向かいました。
中国ともタイとも違う、ミャンマー仏教は少し独特な感じがします。
古代から続く文化を粛々と守り続けているというか、ストイックなイメージ

マンダレーに来た理由は、この景色を写真に収めたかったから。
当時は補正技術が未熟すぎてわざとらしい彩度になってしまっていますが
肉眼で見たこの景色は人生観が変わる程美しいものでした。

2015年後半、南ヨーロッパ撮影旅行に、同じ装備で赴きました。
スタート地のトルコからイスラエルに向かい、エルサレムにある「聖母マリア墳墓教会」の入り口には
巡礼者が置いたであろうキャンドルが灯されていてとても幻想的でした。

ヴェニスにて。あまりにも夕景が美くしすぎたので、長時間露光でしっかり撮影しようと頑張った1枚。
こちらも当時の補正技術が下手すぎるのでわざとらしい彩度になってしまっているのですが
当時SNSでのいいね数が驚異的だった思い出の1枚です。
Rawは残ってるのでもう一度丁寧に現像してみようかなあ

ニースだマラガだバルセロナだとだいぶ端折っていますが、ポルトガルのリスボンにある「コルメシオ広場
個人的にもだいぶ気に入っている1枚で、当ブログPC用トップページのスライダーにも表示していますが
夕焼けのグラデーション、赤い屋根に黄色い壁、広場のブルーのコントラストがすごく綺麗に撮れました。
超広角で撮れたのも良かった。

南ヨーロッパ撮影旅の最終地パリ近郊、ワインで有名なブルゴーニュの葡萄畑に広がる半円の虹。
この頃はブルゴーニュワインにはまりまくっていたのでレンタカーでブルゴーニュ地方を廻ったのですが
カメラとワイン好きで本当に良かったと思わせてくれた写真。
補正前の画像ではしっかりと虹が写っていないため全体のバランスを調整するのが凄く難しかったけど
肉眼ではまさにこの感じでした。
もう一度補正チャレンジしてみようかしら。

南ヨーロッパ撮影旅から帰り、冬を迎える前にと急いで「中国・雲南省麗江」に向かいました。
嘘みたいに美しい湖や山々があり、古代より続く旧市街の街並みが残る、理想郷とはまさにここ。
とにかく、この1、2年は海外への撮影旅に狂ったように赴いていたのも、カメラのおかげ。
カメラが僕の人生に与えてくれた影響は計り知れません。

あまりにもキヤノンの使い勝手の良さが気に入ってしまったので
仕事の撮影用に「キヤノン EOS 5D Mark3」を購入。
そのカメラを持って、当時乗っていた2015年式ディフェンダーで嬬恋までドライブに行きました。
こんな故障ばかりのボロい車でよく遠出したもんだと今からすると感心してしまいますが
硬いシートも遅いエンジンにもマニュアルシフトの煩わしさも、愛着の湧く1台でした。
5Dmrk3の色合いは好みだったが、AFのもたつきが自分の性に合わなかったためすぐに売却してしまい
そこで生まれた「爆速AF信仰」によって、その後のソニー沼にはまる切欠となったのです。。。。

2017年、あまりにも故障が多かったため、新車だった2016年式ディフェンダーXSに買い換え。
さらに、キヤノン5Dを売却して生まれて初めてライカを購入しました。
ライカM10」と「ズミルックスM35mmF1.4(4th)」
カメラ好きとして1度は使用してみかった、憧れのライカを思い切って購入。
当時はレンジファインダーがなんたるかもよくわかっておらず
なんでこんなめんどくさいカメラを高い金払って買っちゃったんだろうと
購入直後は後悔しまくっていたのですが。。。。
愛車を撮ってみて、その考えはすぐに打ち消されました。
なんとも深みと味のある画、ボケの滑らかさ、コントラストの艶かしさ、
これがライカたる所以なのかと、ここにきてまた写真に対する意識が大きく変わった瞬間でした。

キヤノンとは、何かが違う。全く違う。
商業写真ならキヤノン、アートならライカという固定観念が生まれました。

あまりにも嬉しすぎて、調子こいて自撮り。
この頃はまだヴィヴィアンマイヤーやブレッソンの存在も知らない「にわか」

2018年。2017年にキヤノン5Dを売却したものの、やはりEOSM2の使い勝手の良さが忘れられず
新発売した「キヤノンEOS M5」を購入。結婚前の奥さんと一緒に京都へ婚前旅行へ。
撮影したもののほとんど夫婦の観光写真ばかりとなってしまったためご紹介できる写真が無いのですが
あの頃の勝手の良さがほぼそのままだった事に感動。
ヨーロッパを一緒に廻ったレンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」も使用できるので
感動しきりで撮影していました。
EOS M5の使い勝手の良さに感動しすぎてしまったために、ライカM10とズミルックスを売却。
あれだけ感動しまくっていたライカは海外挙式代へと代わりました。

2019年、挙式を挙げたハワイのラニカイビーチにて。42歳にして、人生で初めてハワイに行きました。
南国の青い海には一切興味が無かったのですが、奥さんの強い要望により。
この直前に、せっかくなのでとVLOG用の映像撮影も鑑みて、人生初のソニー機「α7R4」を購入。
DJIのジンバル「Ronin-S」とドローン「Mavic2 Pro」も持っていくという大荷物で赴きました。
憧れていた爆速AFの使い勝手に感動しながらも、操作に慣れず戸惑いながら撮影した1枚。
事前にドローン認可を取れば飛行可能エリア飛ばし放題だったので、空撮映像もたっぷり撮れました。

2021年、奥さんが行った事無いというのでパリへ再訪。プロヴァンにて。
新婚旅行時に持って行った「α7R4」の重さに辟易としていたので
サブ機として「ZV-E10」を購入しました。軽さに感動しながらも
APS-Cによる画角の変化にちょっと戸惑いながら撮影していました。

そして2021年3月、遂に発売となった「Sony α1」を思い切って購入。
この瞬間から、ストックフォトに本腰を入れていこうという決意が固まりました。
また、ガジェット系Youtuberの映像をよく観るようになり
最新レンズを根こそぎ購入するようになりました。

スチール撮影に加えて、動画やドローン撮影などなど、様々な機材で様々な撮影を行いました。
また、「α7s3」 「α7c」「FX3」「FX30」「α6600」「ZV-E1」などなどなどなどなど
映像にもハマったせいで最新のソニー機はほぼほぼ網羅していたと思います。レンズもしかり。
ソニープロサポートに入会できたおかげで多少は好条件で購入できていましたが。
合わせて「BMPCC4K」「GoPro」「Insta360」。。。おかげで累計は相当な額となってしまいましたが
代わりに様々な体験と知識を得られたので、投資効果による償却は十分できていると思います。

そして2023年、ソニー機を「ZV-1mk2」を残し全て売っぱらい「ライカM11」とレンズに全振り。

なぜソニーからライカに全振りしたかというと、Sonyカメラの優秀さは色々使ってみてよくわかったのですが
やはりライカの描き出す画への想いが拭いきれませんでした。
クライアントの求める広告写真や販促に使う商品写真は
絶対的にソニーキヤノン(他メーカーのフルサイズは使用経験無し)だと思います。
でも、現在クライアントワークを一切受けていない自分にとって
せっかく旅行や写真が好きなのに、商業写真だけで終わるのはなんか切ない。
人生の後半を写真とどう共生するか考え、愛着の湧くライカの画と共に歩みたいという結論に至りました。

写真とは、単なる記録だけではなく、優秀なコンテンツであり、自己表現の道具でもあり
今後の人生に大きな大きな経験と歓びを与えてくれる物、そう信じてなりません。

2024年元旦現在は、そんな感じです。

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